イーサリアム上昇は弱気派が要因、まだ強気の動きではない:CFベンチマークCEO | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

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イーサリアム上昇は弱気派が要因、まだ強気の動きではない:CFベンチマークCEO

  • イーサリアムの最近の価格上昇は、新たな強気の投資ではなく、ショート・カバリングが要因となっている。
  • シカゴ・マーカンタイル取引所の先物プレミアムは低水準にとどまっており、イーサリアム現物ETFへの資金流入も概ね鈍い。

イーサリアム(ETH)価格の上昇は素晴らしいが、物足りない面もある。上昇が、新たなロング(買い持ち)やシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)での強気レバレッジをかけた投資ではなく、ショート・ポジションの解消が要因となっているからだ。

「上昇は主にショート・カバリング──トレーダーが弱気ポジションを解消する動き──の結果であり、強気の確信が高まっているからではない」と暗号資産(仮想通貨)インデックス提供会社CFベンチマーク(CF Benchmarks)のスイ・チャン(Sui Chung)CEOはCoinDeskに語った。

弱気派のショート・ポジション解消とは、当初に売っていた先物を買い戻すことを意味する。このショート・カバリングの動きは、市場における需要を一時的に押し上げ、価格に上向き圧力をもたらす。

先物プレミアムに強気の動きは見えず

チャン氏は、CME先物プレミアムが依然として低いことを今回の上昇がショート・カバリングがけん引している証拠にあげた。

イーサリアムの現物価格は、4月初旬の下落以降に90%近く上昇し、2600ドルを超えているが、データプロバイダーのVeloによると、CMEのイーサリアム先物における1カ月物の年率ベーシスは6〜10%で横ばいとなっている。

「より典型的な市場環境では、トレーダーがレバレッジをかけた新たなロング・ポジションを取っている場合、ベーシス水準は上昇することが予想される」とチャン氏は指摘。

「今回の状況は、上昇がすべて、新たな需要にけん引されるわけでないこと、ときにポジションの再調整やリスク削減を反映していることを思い起こさせる」

一方で、ベーシスが横ばいとなっているのは、高度な取引──例えば、CMEのイーサリアム先物をショートしつつ、イーサリアム現物ETFを買うこと──によって、先物価格とETFの価格差をアービトラージ(裁定取引)しているためという見方もある。

だが、その見方は、米国上場のイーサリアム現物ETFが過去4週間で10営業日しか資金流入を記録しておらず、また流入が1億ドルを超えたのはわずか1回という事実を考慮すると説得力に欠けるようだ(データ出典:SoSoValue)。

「イーサリアムETFへの資金流入の欠如、そして抑制された動きのベーシスは、別の状況を示しており、今回の上昇は新たなレバレッジド・ロングによってけん引されているとは思えない」とチャン氏は語った。

内容は参考用であり、勧誘やオファーではありません。 投資、税務、または法律に関するアドバイスは提供されません。 リスク開示の詳細については、免責事項 を参照してください。
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