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SEIが1週間で50%急騰──ワイオミング州のステーブルコインでの採用が一因に | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
セイ・ネットワーク(Sei Network)のネイティブトークンであるSEIは、過去1週間で50%以上急騰し、時価総額上位100トークンのすべてを上回った。アナリストたちは、この急騰の背景には「複数の要因」があると指摘している。
「SEIは今年最もクリーンなマルチファクター・ラリー(複数の要因による上昇)の一つになったと考えている。日中の平均取引量が4倍になり、45%も上昇したその背後には3つの確固たる要因があった」と、B2BinPAYのアナリストはCoinDeskへのメールで述べている。
「ワイオミング州がドル建てのパイロットプログラムの決済レイヤーとしてSEIを指名し、機関投資家からの信頼を得た。その後、バージョン2エアドロップのスナップショットとコアバリデータによるステーキングAPYの9%上昇があった」と彼らは付け加えている。
ワイオミング州ステーブルトークン委員会は先週、1秒あたりの取引数、手数料、取引のファイナリティなどの指標に基づいてセイに30ポイントのスコアを与え、アプトス(Aptos)とともにセイを同州のステーブルコインのパイロットプログラムに採用した。
WYSTはワイオミング州が提案する州政府によるステーブルコインで、米ドルにペッグされており、クロスチェーン暗号プロトコルであるLayerZeroと共同で開発されている。
週次での50%の急騰は、賢明な資金の流れを示している。中央集権型暗号資産取引所(CEX)へのオンチェーン資金流入は300万ドル(約4億3500万円、1ドル=145円換算)を超えた一方、永久スワップの未決済建玉は9%増加に留まり、資金調達率(ファンディングレート)は安定を保っている。これは自然な需要による現物取引主導の買いを示唆している。
DeFiLlamaのデータによると、セイ上の総預け入れ資産(TVL:total value locked)は5億4000万ドル(約783億円)を超え、1月から着実に増加しており、セイベースの分散型取引所(DEX)の取引高は25日に初めて6000万ドル(約87億円)を突破した。
しかし、ファンダメンタルズが整っており、オンチェーンフローも健全なため、この勢いは7月まで続く可能性があると、同社は結論付けている。