カルダノ（ADA）、1週間で22％上昇──Braveブラウザ連携で8600万ユーザーに露出拡大：テクニカル分析 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• カルダノは、CoinDesk Researchのテクニカル分析によると、過去24時間で大きな価格ボラティリティを示し、0.795ドル〜0.841ドルの間で5.9％のボラティリティを記録した後、当記事執筆時点では0.813〜0.816ドル付近となっている。
• グレイスケールおよびBraveブラウザとの提携によって、認知度が高まり、特にBraveウォレットとの統合によって、8600万超のユーザーに露出する可能性がある。
• 地政学的緊張や貿易摩擦が引き続き暗号資産市場に影響を与える中、機関投資家は短期的な調整にもかかわらず、カルダノへの関心を高めている。

世界的な経済不安が暗号資産市場に影響を与え、投資家のセンチメント（心理）が変化する中で、カルダノ（ADA）は大きなボラティリティを見せている。

1週間で22％上昇した後、カルダノは0.795〜0.841ドルのレンジ取引となり、利益確定の動きと大口投資家による戦略的な買い集めの動きの双方を反映している。

カルダノの市場ポジションは強化されつつある。特にグレイスケール（Grayscale）の「Digital Large Cap Fund」への組み入れ、Brave（ブレイブ）ブラウザのウォレットシステムへの統合が注目される。こうした提携によって、カルダノの潜在的ユーザー基盤は拡大、Braveとの統合だけでも8600万超のユーザーとの接点が生まれることとなった。

市場データは、機関投資家の関与が強まっていることを示している。オンチェーン分析では、1億〜10億ADAを保有するアカウントは、わずか2日で4000万ADA超を買い集めている。こうした「クジラ（大口保有者）」の動きは、カルダノが下方チャンネルからブレイクアウトしたタイミングと一致しており、短期的ボラティリティがありつつも、さらなる上昇の可能性を示している。